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国内での経験・知見を活かした海外支援

島嶼国におけるごみ問題の解決方法の提供

現在、世界には島嶼国と呼ばれる領土が島で構成されている「島国」がいくつも存在します。日本でよく知られているのは、南太平洋に位置するフィジー共和国(Republic of Fiji)やトンガ王国(Kingdom of Tonga)、中米カリブ海に浮かぶドミニカ共和国(Dominican Republic)やジャマイカ(Jamaica)でしょうか。そしてもちろん日本もその「島嶼国」の一つです。

当然のことですが、島嶼国は四方を海に囲まれ、物理的に有効活用できる土地が非常に限られています。人口数万人という国も多くあり、一部の国を除いて、主な収入源は観光や漁業に頼らざるを得ず、生活に必要な工業製品などの多くが海外からの輸入に頼るといった現実があります。

これらの島嶼国では、観光旅行者の持ち込むごみや輸入品の梱包材、使用済みとなった工業製品などが廃棄物として国内に留まるという問題を抱えており、その行き先となる処分場は限界を迎えている国もあります。また、計画的に廃棄物処理が行われている国は決して多くはなく、島内での違法投棄の問題など、仕組み的にも多くの問題を抱えています。

私たちはこうした「島嶼国」特有の課題を持った国や地域に対し、これまで日本や沖縄県などの島嶼地域が取組んできたごみ問題に対する知見をもとにしたハードだけに頼らないごみ問題の解決方法を提供します。例えば廃棄物の発生抑制や3Rの推進、住民への啓発や循環資源ビジネスの展開などその手法は多岐にわたります。

JICA地域別研修の「カリブ島嶼国における持続可能な廃棄物管理」(受託機関は沖縄リサイクル運動市民の会=OCRM。OCRMとはパートナーとして活動している)における研修の一コマ。ごみの組成調査実習や廃棄物計画立案などについての講義を行ったり、東京や横浜のリサイクル業者への視察、意見交換などをコーディネートしたりしています。

草の根技術協力「美ら島ババウ・もったいない運動プロジェクト」での専門家派遣として、現地での廃棄物調査やヒアリング調査などを実施しました。

途上国における廃棄物調査、技術支援

その他、平成23年度JICA役務提供 「マレーシア国一般廃棄物管理行政情報収集・確認調査」、平成23年度JICA 「ケニア国ナイロビ市廃棄物処分場建設事業準備調査」など、島嶼国に限らず廃棄物問題を抱える国々での調査や協力を行なっています。

OCRMの草の根技術協力活動をサポートし、ベトナム国ホイアン市での廃棄物マネジメント・分別収集システム導入に取り組んでいます。