ダイナックス都市環境研究所 40th ANNIVERSARY

創立40周年のご挨拶

 株式会社ダイナックス都市環境研究所は、2024年10月をもって設立40周年を迎えました。ここまで継続できたのは、ひとえにご支援いただいた皆様のおかげだと厚く感謝しております。

 当社の沿革は、1972年に設立された「シンクタンク・ダイナックス」に始まります。さまざまな社会課題にチャレンジするためには、「行動」(Do)することが何より大事だということで翌年「ドゥタンク・ダイナックス」に改組し、80年に環境問題研究部が発足しました。81年にはここから「地域交流センター」(現在はNPO法人)が発足し、84年に廃棄物やリサイクルに関する分野を柱として、地域やグローバルな環境問題、都市生活における諸課題、コミュニティや地域まちづくりの課題などに取り組むことを掲げて「株式会社ダイナックス都市環境研究所」を設立いたしました。

 廃棄物分野では、自治体の資源分別収集の普及、迷惑施設の立地合意形成、容器包装の3R、再生資源の市場や業界に関する調査研究など、工学分野ではない立場からいろいろなテーマに取り組んできました。散乱ごみとトイレの問題解決の方策として生まれたのが「道の駅」ですが、アイデアを生み出し社会実験を通して普及のきっかけをつくったのはわれわれの活動です。

 防災関連も大きな柱になっています。阪神・淡路大震災をきっかけに防災に取り組み、ボランティア関連の調査や国の検討会などの業務を行っております。2011年には「東日本大震災支援全国ネットワーク」(JCN)が発足し、事務局運営を支援するなど、各地の防災ボランティア団体と連携しながらさまざまな活動を行っております。

 「参加と協働」の理念を掲げ、ネットワークと現場を重視して仕事をするなかで、専門領域も広がりました。近年は町会自治会などのコミュニティ活動、再生可能エネルギー、サーキュラーエコノミーなど新たな社会課題に取り組んでいます。40年前に数名でスタートしましたが、現在は20名を超える社員を擁し、それぞれが経験を重ね専門を磨きながら多彩な分野を開拓し、活躍しております。

 今後とも、何卒ご指導、ご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

株式会社ダイナックス都市環境研究所
代表取締役会長 山本耕平
代表取締役所長 佐久間信一

ダイナックス、50周年に向けて

ダイナックス都市環境研究所は今年で40周年を迎えました。

40周年目を迎えるにあたって思ったのは、今後も継続して事業を進められる会社でありたいということです。そこで、これから10年後、50周年に向けた会社の在り方について、社員全体で考え、共有することを40周年の事業としました。

10年後を担う全社員の参加のもと、ミッション・ビジョン検討会を設置し、延べ5回の会議、さらに3つのチームに分かれて議論してまとめました。

ここで大事にしたのは、一部の人で作るのではなく、多少見栄えが悪くても、みんなの参加のもとでつくったことです。業務の合間、時間をやりくりして議論をしました。

我々は、このミッション・ビジョン・バリューのもと、50周年に向けて歩んでいきたいと考えます。

 

ミッション

人々が安心して豊かに暮らし続けられる地域社会をともに目指す
行動するシンクタンク

ダイナックス都市環境研究所は、「人」を大事にします。

私たちは、現場に足を運び、さまざまな方の声に真摯に耳を傾け、関わる人たちとともに汗を流す「行動するシンクタンク」です。

私たちが目指すのは、人々が安心して豊かに暮らし続けられる地域社会の実現です。そのために、私たちは、社会情勢の変化に伴い顕在化する諸問題を探り、一人ひとりの価値観やあり方を大切にし、そこに暮らす人たちとともに解決策を考え、取り組んでいきたいと考えています。

私たちはこれまで環境、防災、まちづくり・コミュニティなどの分野で知識と経験を日々積み重ねるとともに専門性を支える多種多様なネットワークを築いています。国や地方自治体、企業、研究機関、業界団体、NPO・市民活動団体、町会・自治会をはじめとする地域住民といったさまざまなステークホルダーと連携・協働し、「人々が安心して豊かに暮らし続けられる地域社会」の実現に向けてともに邁進します。

ビジョン

1

一人ひとりの価値観や
あり方を大切にして、
真摯に取り組む

私たちは、関わる人たち一人ひとりの価値観やあり方を大切にします。様々な人との関わりから、多角的な視点を持って、社会情勢の変化を的確に捉えることに努めます。そして、専門性を高めながら、環境・防災・まちづくり・コミュニティなど、さまざまな分野の社会課題に真摯に取り組みます。

2

ネットワークを活かして、
挑戦し続ける

私たちは、これまで紡いできた歴史や、関わってきた方々とのネットワーク、さらには築いてきた信頼関係を大事にします。その関係性を拡充させながら、人々が安心・安全、持続的に暮らすことができる社会の発展のために挑戦し続けます。

3

地域社会の一員としての役割を担う

私たちは、地域社会の一員であることを認識し、良き企業市民として積極的に地域社会に貢献します。恩返しや恩送りを大切にし、地域の皆さんと日々の交流を深めていきます。

4

心身ともに豊かで、
お互いを思いやる関係を
大切にする

私たちは、心身ともに豊かで、お互いを思いやりながら支え合う関係を大切にします。それによりつくられた関係性・チームワークで社会課題に挑戦します。

バリュー

現場を重視する

当事者の声に耳を傾け、身近な存在として寄り添い、一緒に汗を流しながら考えます。

ネットワークを大切にする

これまで培ってきた知見や、関わってきた方々との間に築いてきたネットワークを大切にして、拡充に努めます。

探究心を持って成長する

社員一人ひとりが探求心を持って、知識と経験を積み重ねることで専門性を高め、成長し続けます。

チームワークを大切にする

関わる人たちとの円滑なコミュニケーションを心掛け、お互いを尊重し合い、協力し合える関係性を維持し続けます。

多様な働き方を尊重する

心身の健康を大切にし、多様な働き方を実現することで、幸せの実感を追求し続けられる職場を目指します。

持続可能な社会の実現を寄与する行動を選択する

持続可能な未来のために必要な知識を身につけ、環境保全に考慮した行動を選択します。

持続的な発展につながる経営を実践する

経済性・社会性・環境性の3つの視点から、経営を考え、様々な仕組みを活用しながら実践し、社会的な信頼を高めていきます。