これまでの取り組み

ニュースレター Vol.11

「まち美化モデルシステムづくり」の様子をお知らせします

 最近、私たちの事務局にも、各地のまち美化システムづくりに関する情報が寄せられるようになっています。
 今号では、横浜市と神戸市での動きについてご紹介します。両市は、昨年度、社団法人食品容器環境美化協会とあき缶処理対策協会の「市街地美化支援事業」の対象自治体となり、さまざまな活動が行われました。


●横浜市港北区 大倉山駅前で定期清掃&環境カルテづくり

 日本最大の350万人の人口を抱える横浜市のベッドタウンといえるのが、ここ港北区。区役所のある大倉山地区は、東急東横線の駅があり、通りが修景されたおしゃれなまちとして知られています。昨年の7月から、地元の大倉山商店街振興組合が中心になって、月1回の駅周辺定期早朝清掃がはじまりました。
 この清掃でユニークなのが、高校生の人たちが参加している点。私立東横学園大倉山高校の「美化委員会」のみなさんが、毎回10人程度、引率の先生といっしょに、通学路のごみを集めながら学校に向かいます。
 また、ポイ捨ての様子を知ってもらい、これからの取り組みを考えるための「まち歩き&環境カルテづくり」のイベントを2回開催しました。
 このうち、本年の1月8日には、大倉山高校の始業式終了後、在校生のみなさんを対象に行いました。
「まち歩き」では、市や区の美化担当職員と在校生とが、一人ずつペアになり、ポイ捨てや放置自転車の様子、自動販売機の設置状況などを点検していきました。
 はじめての作業で、在校生のみなさんは緊張していましたが、担当者から話を聞くうちに、ポイ捨ての問題に興味を持ちはじめた様子。「環境カルテづくり」では、「思ったより楽しい」といった感想も出て、まち美化の大切さを感じてもらえたようでした。

●神戸市東灘区

 対象地区は阪急岡本駅とJR摂津本山駅を結ぶ商店街を中心に、都市景観形成地域及びポイ捨て防止重点地域に指定された地域です。この2つの駅は、対象地区周辺に立地している3つの大学の最寄り駅であり、大学生でにぎわう若者のまちとも言えます。
 現在、美しい街岡本協議会、本山中央婦人会、岡本商店街振興組合の3団体が中心となり、「美緑花実行委員会」を立ち上げ、行政(神戸市及び東灘区)がバックアップする形でまち美化活動が進んでいます。「美緑花実行委員会」を立ち上げるまでには3団体の有志による「まち歩きと環境カルテづくり」をはじめ、それを基にした数度にわたる懇談会が開催されました。
 活動としては、3団体によるクリーン作戦の実施、他団体への呼び掛け、駅前キャンペーンなどで、次第に活動の和を広げています。
 新たな活動として、甲南大学学生部の取り組みが加わりました。春休みと夏休みに地域の清掃活動に参加するもので、100人程度の学生の参加が見込まれています。学生達の主な活動は商店街の歩道上に捨てられシミのようにこびりついたガム剥がしです。
 また、まち美化を進める上での障害物の一つとなっていた放置自転車も、新たな駐輪場が整備され、その対策を進めることが可能になり、きれいさだけでなくまちの快適性を向上させる意味で新たな段階に来たといえます。