第9回全国まち美化シンポジウム開催概要
まち美化・新技法セミナー
〜「散乱指標」と地域コミュニティでの核づくりを考える〜
美しいまちの実現」という目標をめざすには、どういったやり方があるでしょうか?その答えは一つではなく、どういう課題に着目するかによって、いろいろな方法が考えられます。
現在では、住民と行政のコミュニケーションや活動形態のユニークさによって、美化活動がまちづくりの試みとして地域に根付いているところも増えて来ました。具体的な数値や指標に基づく美化評価システムも開発に向けての歩みが始まり、公共空間の美化・ポイ捨て対策を進める動きが現れるなど、さまざまなまち美化の技法が、各地で模索・開発されて来ています。
そこで「第9回全国まち美化シンポジウム」は、まち美化の第一線で活動される自治体や地域住民のみなさんが、各々の経験を交流させ合うなかで、散乱指標をはじめ、現場で応用できるまち美化の技法を学び合う場として開催しました。
当日は、美化政策への着実な歩みがスタートし、NHKテレビ「ご近所の底力」でも美化実践活動が取り上げられた目黒区の共催で、各地の先進事例・ユニーク事例を多く取り上げました。
【主催】
全国まち美化連絡会議
【共催】
目黒区
【後援】
環境省、財団法人日本環境協会
【協賛】
社団法人食品容器環境美化協会、スチール缶リサイクル協会
【事務局】
株式会社ダイナックス都市環境研究所
【参加費】
■自治体・企業 5000円 (全国まち美化連絡会議登録済自治体は半額)
■市民団体・NPO・個人 2000円 (全国まち美化連絡会議登録済個人・団体は半額)
■交流会 4500円
【期間】
平成17年2月7日(月)
【会場】
目黒区総合庁舎 2階大会議室・ほか (交流会会場 中目黒GTプラザホール)
【参加者数】
約100名(全国の行政まち美化担当者、ボランティア団体などが参加)
プログラム
【10:00】
○開会挨拶 -- 青木 英二氏(目黒区長)
【10:05】
○問題提起『散乱指標の考え方と試行結果報告』 -- 全国まち美化連絡会議事務局
【10:30】
○パネルディスカッション 『各地の散乱測定事例から、散乱指標の可能性と課題を探る』
パネリスト
・青木直子氏(特定非営利活動法人富士山クラブ東京事務所長)
・紅邑晶子氏(特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター常務理事兼事務局長)
・谷津直生氏(社団法人食品容器環境美化協会業務部長)
・山野下仁文氏(ダイナックス都市環境研究所)
コーディネーター
・金子博氏 (特定非営利活動法人パートナーシップオフィス理事長)
【12:05】
○休憩
【13:00】
○首都圏美化活動報告 『地域コミュニティを核にした美化対策の実情』
・報告@『目黒区の美化対策の現状と展望』 田崎薫氏(目黒区環境保全課長)
・報告A『クリーン作戦から歌舞伎町ルネッサンスへ』 香西一晶氏(新宿区環境土木部副参事 繁華街美化対策等担当)
【14:10】
○分科会
・テーマ@ 「目黒区の取り組みから学ぶ、市街地美化システム」
(話題提供) 中目黒スィーパーズ 権之助・大鳥スィーパーズ 田崎薫氏(目黒区役所環境保全課長)
・テーマA 「各地最新事情 まち美化の担い手の活躍ぶりとその育み方」
(話題提供) 荻窪奈緒氏(渋谷flowerプロジェクト代表) 京都市まち美化推進課 など (コメンテーター) 土肥英生氏(特定非営利活動法人日本都市計画家協会)
【16:30】
『地域から未来へ まち美化(tidy town)を育む政策とは?』 (分科会報告)事務局 (アドバイザー) 金子博氏 (特定非営利活動法人パートナーシップオフィス理事長) 土肥英生氏 (特定非営利活動法人日本都市計画家協会)
【17:30】
○閉会
【18:00】
○交流会(〜19:30頃まで)
『平成16年度住宅関連環境行動助成』の対象事業です。